ヒダネメソッド

研修動画を一晩で20本以上作る方法と、まとめて作る時に起きる6つの「検品漏れ」

公開 2026.10.24更新 2026.10.24

書いた人:大石汐音
この記事の作り方

結論

研修動画は、台本を「部品」にして、絵の生成と書き出しを夜通し自動で回すと、一晩で20本以上作れます。ヒダネでは、自社のAI研修(初級)のeラーニングの動画24本を、一晩で作りました。別の研修のシリーズでは、一晩で31本を作りました。ただし、まとめて作ると、1本で起きた間違いが全部の動画に広がるので、点検も「まとめて」やる仕組みが要ります。

こんな人向け:社内研修やeラーニングの動画を、AIを使ってまとめて作りたい方

目次
  1. まとめて作る仕組み
  2. まとめて作ると起きる、6つの「検品漏れ」
  3. ほかの落とし穴
  4. 自社で作るなら、何から?

まとめて作る仕組み

台本を「部品」にする

1本の台本には、物語と本題だけを書きます。毎回同じ形の章(よくある失敗と直し方・クイズ・まとめ・小テスト)は、部品として自動で組み立てます。書く量が減り、どの回も同じ構成になります。

絵と書き出しを、夜通し回す

  • 絵:必要な絵の依頼を列に並べ、まだ無い絵だけを順に作る
  • 書き出し:列の上から、絵がそろうのを待ち、図・声・映像を組み立てて書き出す
  • 1本の書き出しは約7分。何本も同時に進めるので、絵を作る速さより、書き出しの速さで全体の時間が決まる

人は寝ている間に、朝には動画がそろっています。

この作り方にしたのは、夜に出しておけば、寝ている間に重たいタスクを全部こなしてくれていたら嬉しいな、と思ったからです。

24本そろっていた時は、朝起きるのが楽しみになっていました。ただ、検品はちょっと疲れますね。

まとめて作ると起きる、6つの「検品漏れ」

自社の24本を作った時に、実際に起きた漏れです。

漏れ何が起きたか仕組みでの直し方
1. 確認問題と、答えの読み上げがずれる問題と、読み上げる正解が別の問題になっていた。24本中12本全部の回で、問題と読み上げを機械で照らし合わせる
2. 空の板だけが映る図の指定が無い場面で、白い板だけが映った図が無い場面は、話す人の寄りの映像にする
3. 最後の画面の名前が抜ける声の担当の名前の表示が、条件によって出なかった実際に使った話し手から表示を作る
4. 読み間違い「表計算」を「おもてけいさん」、「他は」を「たは」と読んだ全部の行の読みのカナを並べて、人の目で見る
5. 流れ図の札が重なる札が5つ以上の時に重なり、右端で文字が切れた札の数から大きさを決める
6. 図の上下の札が隠れる4つの札を上下左右に置くと、見出しと字幕に隠れた4つの時は斜めに置く

教訓:1本ずつ見る点検では、同じ種類の漏れが全部に広がる。 書き出す前に、「確認問題と読み上げの照合」「読みのカナの一覧」「図の種類ごとの静止画の一覧」を作って、まとめて見るようにしました。

いちばん気をつけてほしいのは「読み間違い」

特に気をつけた方がいいのは、読み間違いです。読み間違いは、台本を漢字で作ってしまうと、高い確率で起きてしまいます。

対策として、文字起こし用(読み上げ用)の文を、ひらがなで生成するようにエージェントに依頼しています。そうすれば、読み間違えることはありません。

あとは、固有名詞のイントネーションです。それこそ「株式会社ひだね」の「ひだね」のイントネーションも、間違えやすいです。

ほかの落とし穴

  • 書き出しの途中で図の部品を直すと、それ以降の回だけが変わる。直したら、すでに書き出した回でその図を使う回を探して作り直す
  • 強調の前に音楽を無音にすると「音楽が切れた」と聞こえる。止めずに小さくする
  • 字幕が単語の途中で折り返す長い文は、文を短くする

自社で作るなら、何から?

  1. 研修の回の構成(はじめ→本題→手を動かす時間→確認問題→まとめ)を先に固定する
  2. 台本の「毎回同じ部分」を部品にする
  3. 絵・声・書き出しを、人がいなくても進む順番にする
  4. 点検は「1本ずつ」ではなく「種類ごとに全部まとめて」見る

よくある質問

一晩で作った動画は、すぐ使えますか?

点検で見つかった漏れを直してから使います。ヒダネでも、上の6つは作り直しました。

研修の中身(台本)もAIが書くのですか?

台本の下書きはAIが手伝いますが、何を教えるか、事実が正しいかは、人が決めて確かめます。

出典
  • 本数・漏れの内容・書き出しの時間:ヒダネ社内の制作記録(2026年10月)

この記事を書いた人大石汐音
記録をもとにAIが下書きし、大石汐音が加筆・確認しています。

更新の記録

2026年10月24日:公開

この記事を書いた会社

名古屋の中小企業に、AI研修と導入支援を。

株式会社ヒダネは、課題を聞いて、AIを使えるようになるまで伴走します。

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