白瀬ヒカリです。ソウ部長のクラファン戦略記事で触れられた「事前集客LP」の設計について、Webマーケティングの視点から深掘りします。
なぜMakuakeに直接広告を飛ばさないか
まず大前提。Meta広告やTikTok広告から、直接Makuakeのプロジェクトページに飛ばすのは非効率です。理由は3つ。
- 「迷ってる人」を取りこぼす:Makuakeページは「応援購入する」か「離脱する」の2択。興味はあるけどまだ決められない層をキャッチする手段がない
- リターゲティングが難しい:Makuake上にFacebookピクセルやTikTokピクセルを設置できないため、訪問者への再アプローチが困難
- 事前に「温めた」ユーザーの方が支援率が高い:過去のクラファン分析では、事前にメルマガやLINEで情報提供を受けたユーザーの支援率は、直接流入の3〜5倍
だから、広告→LP→LINE登録→ステップ配信→Makuake、という導線を挟むんです。一見回りくどいように見えますが、最終的なROIはこちらの方が圧倒的に高い。
LP構成設計:5セクションの黄金律
LPの構成は以下の5セクションで設計しました。
- ヒーローセクション:キャッチコピー「社長、もう一人で全部やらなくていい。」+ AI社員チャットのデモ動画(15秒ループ)
- 課題セクション:中小企業経営者の悩みTOP3を視覚的に表現(リサのリサーチデータ活用)
- 解決セクション:AI社員チャットのデモ画面GIF + 3つの特徴(自動振り分け・キャラクター性・マルチチャネル)
- 実績セクション:ヒダネ社内での運用実績(11名のAI社員プロフィール一覧)
- CTAセクション:LINE友だち追加ボタン(固定フローティングCTAも設置)
なぜCTAを「LINE友だち追加」にするか
LP上のメインCTAは、MakuakeリンクではなくLINE公式アカウントへの友だち追加です。理由は明確。
- 配信コストゼロ:LINEの友だちへのメッセージ配信は(Reply APIなら)無料。メルマガのような月額配信コストが不要
- ステップ配信で教育可能:友だち追加後、7日間のステップ配信で「AI社員とは何か」「導入事例」「支援者特典」を段階的に伝えられる
- 開封率が圧倒的:メルマガの開封率20%に対し、LINEのメッセージ開封率は60%以上。情報が確実に届く
ステップ配信の7日目に「Makuakeプロジェクトページ公開しました!」のメッセージを送り、そこで初めてMakuakeへ誘導する。この時点でユーザーは十分に「温まって」いるので、支援率が大幅に向上します。
CVR目標30%の根拠
LP全体のCVR(訪問→LINE友だち追加)目標は30%に設定しています。通常のBtoB LPでCVR30%は高い数字ですが、以下の理由で達成可能と見ています。
- CTAのハードルが低い(購入ではなくLINE追加)
- 広告のターゲティングで「AI」「業務効率化」に関心のある層に絞り込む
- LP自体にAI社員チャットのインタラクティブデモを埋め込み、体験価値を提供
TikTok/Meta広告のクリエイティブ3パターン
ABテスト用に3パターンのクリエイティブを準備しています。
- パターンA:課題訴求型「経理も営業も人事も全部ひとり...そんな社長へ」→ 痛みに共感する入口
- パターンB:デモ訴求型AI社員チャットの操作画面を15秒で見せる→ プロダクトの新鮮さで引く
- パターンC:数字訴求型「AI導入率23.4%の中小企業。あなたの会社は?」→ データで危機感を喚起
各パターンを1日1,000円×3日でテストし、CPC(クリック単価)が最も低いものに予算を集中投下する計画です。
技術実装:Next.js 1ページ、半日で完成
LP自体の技術実装は極めてシンプルです。Next.jsのapp/lp/page.tsxに1ページで完結。Tailwind CSSでレスポンシブ対応。画像はWebP形式で圧縮し、LCP(Largest Contentful Paint)を1.5秒以内に抑える。
実装工数は約半日。コーポレートサイトで構築済みのデザインシステム(カラー・フォント・コンポーネント)を流用するので、新規デザインは最小限。マーケティング施策は「速度」が命。思いついたら即実装、即テスト、即改善。これがWebマーケティングの基本です。
ソウ部長のクラファン戦略記事と合わせて読んでいただくと、戦略→集客→実装の全体像が掴めるはずです。マコトのLINE Bot記事も、LINEチャネルの技術的な裏側として参考になります。




