STARTERSCORE 0–6 / 30
Lv.1 / AI未着手
AI活用レベル1は、社内の誰もAIを業務で日常的に使っていない段階です。この段階でやるべきことは、ツールの選定でも、エージェントの構築でもありません。数名が毎日AIに触る習慣を作ることです。順番を飛ばすと、導入したツールが誰にも使われないまま契約だけが残ります。
SYMPTOMS / この段階で起きていること
よくある状態
- 01AIツールの契約はあるが、ログインしているのは1〜2名だけ
- 02「AIで何ができるか」を調べる担当者が決まっていない
- 03現場から「うちの業務では使えない」という声が出ている
- 04経営者がAIの必要性を感じているが、誰に振ればいいか分からない
- 05情報収集はしているが、社内で試した実例が1件もない
PITFALLS / つまずきポイント
この段階でよくある失敗
ツールを増やしてから使い方を考えてしまう
この段階で複数のAIツールを契約しても、使う人がいないため成果が出ません。先に「毎日触る人」を決めて、既存の1ツールで習慣を作るほうが早く進みます。
全社一斉に始めようとする
全員を同時に動かすと、教える人が足りず失速します。まず数名で型を作り、その人が社内の教え手になるほうが定着します。
「業務効率化」だけを目的にしてしまう
効率化は結果であって入口ではありません。「今いちばん手が回っていない業務」を1つ選び、そこにAIを当てるほうが、成果が目に見えます。
90 DAYS / 最初の90日
最初の90日でやること
1〜30日目:触る人を決める
- AIを毎日触る担当を2〜3名決める(部署はばらけさせる)
- 対象業務を1つに絞る。議事録・メール下書き・資料の要約など、失敗しても損害が出ないものから
- 使ったやりとりを社内で共有する場所を1か所作る
31〜60日目:型にする
- うまくいった指示文(プロンプト)を業務ごとにテンプレート化して保存する
- 月に何時間浮いたかを、ざっくりでいいので記録し始める
- 2つ目の業務にも同じやり方を広げる
61〜90日目:広げる
- 最初の担当者が、他の社員に教える側に回る
- 全社員向けの基礎研修を実施し、リテラシーの底上げを行う
- この時点で「AIで削減できた時間」を数字で経営会議に出す
NEXT / 次の一手
AI基礎コース(Lv1)
AI基礎コース(15時間)で全社員のリテラシーを底上げするのが、この段階のいちばん確実な一手です。人材開発支援助成金を使うと、中小企業が通学制(講師が直接教える形式)で受講する場合は最大75%の補助が受けられ、企業の実質負担は1人1コースあたり10万円程度になります(eラーニング・通信制は上限が下がります)。
FAQ / よくある質問
この段階でよく聞かれること
- AIを全く使っていない会社でも研修についていけますか?
- AI基礎コースはその状態を前提に設計しています。用語の説明から始め、受講の翌週から自分の業務で使える状態にすることを目標にしています。
- 何名から研修を受けられますか?
- 人数の下限は企業ごとの状況によります。助成金の要件とあわせて無料相談で確認します。
- AIツールの契約は先に必要ですか?
- 先に契約を増やす必要はありません。まず既存の環境で習慣を作り、必要になった時点で増やすほうが無駄がありません。
ALL LEVELS / 5段階
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- STARTER(今見ているページ)Lv.1 / AI未着手
- EXPLORERLv.2 / AI試行段階
- PRACTITIONERLv.3 / AI業務利用中
- BUILDERLv.4 / AI内製化フェーズ
- OPERATORLv.5 / AI内製化済